社会福祉法人 徳島県自殺予防協会
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人生、勝負は今からだ! 〜THE ACTION FOR THE FUTURE〜

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IGLグループ
理事長 永見 憲吾

出会いを大切にしたい

永見憲吾さんインタビューの様子

乳幼児から高齢者まで、保育園・幼稚園から専門学校、老人施設、いわゆる人生の縮図作りをしたいという夢を持ってやってきた。35年目で、35の施設を作ってきている。 今日ここにおられる方ほとんどが、初めてお会いした人ではないかと思う。10億円の宝くじを当てるには千年に一度の確率だそうだが、たった一度のこの出会いというのは、二千年に一度の確率だそうだ。

人間の出会いがいかに大切でいかにすばらしいものであるかということを感じてる。

牧師の家庭に生まれる

子供は親を選ぶことはできない。私が生まれた家庭は、キリスト教の牧師の家庭。父は一時期、教会を離れ、自動車会社の重役等もやっていたが、戦後再献身して牧師に帰った。給料ゼロの生活から再出発したのである。また、両親は保護司もしており、戦災孤児、死刑囚、窃盗犯、傷害犯といった人たちの社会復帰にも力を尽くしてきた。6人の家族だけで食事をしたのは社会人になるまで1週間もないぐらい、家の中にいつも他人がいた。敗戦後の混乱期、みんなお金がないという状況の中で、なぜそんな生き方ができるのか不思議に思いながら育った。両親のような宗教家の生き方は自分にはできない、現実の世の中にあって、人間がどう生きていったらいいのかを模索したい、と17歳の頃おぼろげながら感じた。27歳までの10年間、目標設定し1日1冊本を読むことを実践してきた。すべての人は平和と幸福を願っている、なぜそう願っている人間に、平和や幸福が来ないのか、これが私の人生のテーマになった。そしてずっと考えてきた。27歳でわかったことは「人間には、できない」ということ。しかし、何もできないということを知った時に人間は謙遜になれる。何もできないから何もしないのではなくて、できないけれどもやろう、これが勇気である、ということを感じた。

両親の愛と民主主義

20歳過ぎにノイローゼ状態になった。精神の薬、東洋医学の鍼灸、マッサージ、整体・・・などでやっと乗り越えた。また、私の場合、両親は他人の事ばかり考えて自分たちの子供はほったらかしになっていたのだが、わかってくれる人が二十歳頃に1人いた。その人に悩みを話し、「答えはいらない。私のしやべっている事をとにかく聞いてくれればいい、聞いてくれるだけで精神が落ち着いてくる」という事を体験した。やはり大切なことは、両親の愛。愛情不足が起こってくると、人間は精神不安を起こす。私が乳幼児教育の中でよくお母さん方に話していることは、「一番大切なことは抱っこしてあげることですよ」。子供というのは、抱っこされることによって、自分が愛されていると感じ、それが一つの生きるエネルギーになる。もう一つは、民主主義をはきちがえるなということ。本来の民主主義というのは隣人を愛する博愛の精神が土台にあって、自由と平等というものがあるのであって、それは除けておいて何をやっても1自由、だれも平等、ということではない。これはしてはいけない、これはしてもいいというひとつの基準を親の方がきちんと子供に伝える必要がある

24歳で事業を起こす

21世紀の日本、あるいは世界を担うのは子供たちである、幼児教育をやろうということで、24歳から幼稚園を始めた。事業をやる際、お金はなく、夢だけで出発した。幼稚園を2学級作るのに当時250万円(今の2500〜3000万円)必要で、それを銀行に借りに行き、おじに保証人を依頼したところ、怒られた。全額借りて全部保証人になれとはどういうことかと。私は必死になって頼んだ。おじはしぶしぶと印鑑を押してくれた。そこで園児募集にかかり、ポスター500枚を貼り、問合せを待った。しかし1ケ月間で問合せはたった1人。だが、どうしてもあきらめきれなかった。正月を返上して新聞チラシを作り、新聞に入れたところ、70数名の問合せが来たのである。さらにその町の教育委員会の教育長が来られ、ここに幼稚園が足りなかったのでもう2学級増やしてほしいと言われた。もう200万円要るがおじにはもう頼めない。顔だけは知っていて話したことのないクリスチャンの医者のところへお願いに行った。状況を話して必死になって頼んだところ、「1週間待ってほしい」と言われた。そして1週間後「喜んで保証人になりましょう」と言ってくださったのである。たった1度会っただけの人。人間というのは、何もできないと言えばできない、だけど必死になって訴えて行けば人は動くということを体験した。また、私の専門は電子工学。全然関係のないことだが、自分の専門はこうだからこう生きていかなければということは、世の中には無い。何歳になっても、その時に自分が使命を感じたもの、そして自分が夢を感じたものを実行していけば、専門は関係なく何せもできるということを実感してきた

君の夢にかけるよ

400坪の借地から出発したのだが、どうじても学校法人を作りたい、そのためには何千坪かの土地が要る。宅地造成を行うために2年間土地探しをした2千坪の土地を持っているおじいさん(当時70歳)がおられ、その方に初めて会って日分の夢を語った。「人生の縮図を働たい」と。家族会議を開くと言われ、数日後、「売ることはできないが貸してもいい」と。学校法人や社会福祉法人を作る時には、土地も建物もその法人の財産にしないと認可が得られない、したがって、とにかくこれを売っていただかないとできない、そしてまた必死になって夢を語った。また家族会議を開くからと言われた。そして3度目にお会いした時に「君の夢をもう一回話してくれないか?」と言われた。その方は農林省に勤めておられたらしく、定年退職をして田舎へ帰ってきたが自分には夢が無い、謡を聞いていると君の話には夢があるも君の夢に自分の余生をかけるから土地を出すよ、と言われたのである。夢は奇跡を起こす、という一つの体験だった。

とにかく、できないこと定ちても、できると思って行動していくと、必ずどこかから道は開けていくものだ。多くの人たちは95%までは努力するが、残りあと5%というところであきらめることによぅて、夢がかなえられないのである。ある時、私は学生に話した。「できない?じやああきらめなさい、しかしけっしてあきらめるな。」富士山という山の頂上に 上がっていくのに、この道から行くと大絶壁があってそこから上がれない、下れないというときには、いったんそこをあきらめろ、だけど富士山の頂上に登るという事はあきらめるな。知恵を持っていろんな方法を考えて行動していくと、必ず夢は実現していく。

患難をも喜ぶ

私はこれまで35の施設を作ってきたが、全部、住民パワーと同業者の反対に遭ってきた。よく「自分だけがなんでこんなに逆境の人生を歩むのれ成功する人はなぜ順境でうまくいくのか?」と言う人がいるが、その逆境をどう乗り越えていくかなのである。竹には節があり、曲げても折れない。ところが、苦しいことを逃げてばかりの人生をやっていると、大壁にぶつかった時に、ポキッと折れてしまう。どんな事があっても粘り強く、そこを乗り切って、乗り切って、乗り切ってということをやっていると、人間というのは忍耐力がついていく。聖書の中に「患難(苦しみ)をも喜んでいる」という言葉がある。
苦しみは忍耐を生み出し、忍耐は熟練を生み出し、熟練は希望を生み出す。そして希望は、失望に終わることはない。苦しくてもそれを乗り越えていく、それを繰り返していると、今まで苦しかった事が、苦しみでなくなるということである。うするとまた新しいことをチャレンジすることができる。
しかし現実には、自殺や、苦しいからといって、安易な方向へ行く人たちが多い。ある意味で、自殺願望の人は、精神的な病気になっている可能性があると思う。そういう時にその人に「がんばれ」と言っても無理。そういう場合にはの周りの人たちが温かくその人を迎える、聴いてあげる、そして、抱っこしてあげることが必要である。

終わりに

最後に、ポエムを読ませていただく。

良い種を蒔く「心構え」という良い種をまきなさい、そうすれば「態度」という収穫物が手に入る。今度は「態度」という良い種をまきなさい、そうすれば「行動」という収穫物が手に入る。さらに「行動」という良い種をまきなさい、そうすれば「習慣」という収穫物が手に入る。次は「習慣」という良い種をまきなさい。そうすれば「人格」という収穫物が手に入る。実りが近づいた「人格」という良い種をまきなさい。そうすれば「運命」という収穫物が手に入る。最後に良い「運命」の種をまきなさい、そうすればすばらしい「人生」が手に入る。

座して悩んでいてもひとつも解決にならない。まず行動することが大切、ということをもって、終わりたいと思う。ご清聴ありがとうございました。(文責 広報委員会)

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